コロナと株式市場:期待のレムデシビルは?

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こんにちは、麻酔科医ふみふみ(@anesth_investor)です。

緊急事態宣言下でのGWですね、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回は、都内の病院で新型コロナウィルス(COVID-19)感染症診療の最前線に立っている麻酔科医としての視点から株式市場の今後についての記事を書いてみます。

 

私たち麻酔科医の仕事は、手術の時に全身麻酔で患者さんを眠らせるだけではありません。

もう1つの大事な任務は、ICU(集中治療室)での重症患者さんの治療です。

 

普段、私の勤めているICUでは、大きな手術後の患者さんや重大な内科疾患の患者さんを治療していますが、とうとう重症の新型コロナ患者さんを診ることが増えてきました。

新型コロナといえば、「人工呼吸器」や「ECMO」が話題となりましたね。

人工呼吸器不足のため、Tesla(TSLA)も人工呼吸器を作ったみたいですね。

しかし、残念ながらこれらの機器はコロナ肺炎自体を治すものではなく、肺や全身に非常に大きな負荷かけながら、とりあえず命を繋ぎ止めるものに過ぎません。

これらが原因となり誤嚥性肺炎や敗血症になってしまうリスクもありますが、重症肺炎では呼吸が出来なくなりすぐさま命に関わるので、こうした代償を払わざるを得ないのです。

したがって、人工呼吸器やECMOで時間を稼ぎつつ、患者さんの免疫力がコロナウィルスに勝つのをサポートすることしか出来ないのが現状です。

 

そこで、期待されるのが新型コロナに有効な抗ウィルス薬というわけです。ウィルスを直接やっつけることができれば、治療成績は大幅に向上する可能性大ですね!!!

アメリカ企業からGilead Sciences(GILD)レムデシビルや、AbbVie(ABBV)のカレトラ、日本初では富士フィルムのアビガンなどがその候補に挙がっています。

ただ、いずれも元々は別のウィルスに効くことを期待して開発され、新型コロナウィルスへの効果は100%保証されたものではないため、世界中で新型コロナ肺炎を対象にした治験が進行中です。

その中でも、最有力とされているレムデシビル。

2020/4/29、医学界で最も権威のあるジャーナルThe Lancetにレムデシビルに関する論文が掲載されました。

その結果は…………………………

 

 

レムデシビルとプラセボの間で臨床的改善までの時間に有意差はなかった。

出典:https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(20)31022-9/fulltext

なお、この研究では症例数が少なく統計学的に結論を出すには、より多くの症例を集めた大規模な研究が必要だと結論づけています。


難しい言葉が多いですね。。。

 

 

分かりやすく言うと、

新型コロナ肺炎の患者さんにレムデシビルを使った場合と、使わなかった場合を比べたけど、症状がよくなるまでかかる時間はあまり変わらなかったよ。

でも正直なところ、症例数が少なすぎて最終的な結論は出なかったんだけどね…

ということです。

 

 

え、、、、、、、、効かないの???

 

 

そうと決まったわけじゃないんです。ちゃんと効くというお墨付きを得るには、もっとちゃんと大規模に調べないといけない。

その一方で、米国FDAが新型コロナ重症患者へのレムデシビル投与を緊急認可したとのニュースが飛び込んできましたね!!!

いずれにしてもGILDの動向には要注目!!!

 

新型コロナパンデミックによる世界経済の停滞はいつ終わるか見通しも立たない中、3月後半の底値から既に半戻ししたダウ平均は既にアフターコロナの世界を反映しているのか???

 

しっかりとリスク管理しつつ、ロジカルに投資していきたいですね☆

 

 

 

 

 

 

 

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